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内容紹介・もくじなど
著者プロフィール
澁澤 龍彦(シブサワ タツヒコ)
1928年、東京生まれ。本名龍雄。1953年東京大学仏文科を卒業。マルキ・ド・サドやジャン・コクトーの著作を翻訳する一方、美術評論や中世の悪魔学などを中心に多数のエッセイや幻想小説を発表。代表作に『唐草物語』(第9回泉鏡花文学賞)、『高丘親王航海記』(第39回読売文学賞)など。1987年没 澁澤 龍彦(シブサワ タツヒコ)
1928年、東京生まれ。本名龍雄。1953年東京大学仏文科を卒業。マルキ・ド・サドやジャン・コクトーの著作を翻訳する一方、美術評論や中世の悪魔学などを中心に多数のエッセイや幻想小説を発表。代表作に『唐草物語』(第9回泉鏡花文学賞)、『高丘親王航海記』(第39回読売文学賞)など。1987年没 |
あやかしの少女と人形、餓死した少女の屍体を写し取る画家、恋人の金魚に嫉妬する男、大海を漂う亡者たちの船…物語作家・澁澤龍彦の精髄を収めた〈女妖について〉、雑誌「幻想文学」に寄稿した評論、関連エッセイを網羅した〈書妖について〉、幼年期を過ごした東京・田端や思い出深い鎌倉など土地にまつわる記憶を綴った〈地妖について〉の三章立てで、ドラコニアの世界を味わうオリジナルアンソロジー。文豪怪異小品シリーズ、第十四弾。
もくじ情報:1 女妖に…(続く)
あやかしの少女と人形、餓死した少女の屍体を写し取る画家、恋人の金魚に嫉妬する男、大海を漂う亡者たちの船…物語作家・澁澤龍彦の精髄を収めた〈女妖について〉、雑誌「幻想文学」に寄稿した評論、関連エッセイを網羅した〈書妖について〉、幼年期を過ごした東京・田端や思い出深い鎌倉など土地にまつわる記憶を綴った〈地妖について〉の三章立てで、ドラコニアの世界を味わうオリジナルアンソロジー。文豪怪異小品シリーズ、第十四弾。
もくじ情報:1 女妖について(妄譚;人形塚;雪の記憶;少女と奇蹟;鳥と少女;飛ぶ頭について;きらら姫;獏園;撲滅の賦;錬金術的コント;マドンナの真珠;写真家ベルメール 序にかえて;私のバルチュス詣で;ある雨の日);2 書妖について(もっと幾何学的精神を(第一回幻想文学新人賞選評);ふたたび幾何学的精神を(第二回幻想文学新人賞選評);『唐草物語』オブジェに彩られた幻想譚(’82・4「幻想文学」);『幻想のラビリンス』序;鉱物愛と滅亡愛;澁澤龍彦が選ぶ私の大好きな10篇;中井さんのこと;中井英夫『幻想博物館』解説;アンドレ・ブルトンの鍵;わたしの愛する怪獣たち(「わたしの博物記」);怪獣について;怪獣とエロティシズム);3 地妖について(三崎のサカナよ…;東京感傷生活 ふたたび焼跡の思想を;駒込駅、土地に咲くツツジの花;建長寺・円覚寺(「古寺探訪」);鎌倉のこと東勝寺橋;鉱物・植物・動物 あるいは鎌倉風物誌;吉野および熊野の記)