|
内容紹介・もくじなど
著者プロフィール
ジジェク,スラヴォイ(ジジェク,スラヴォイ)
1949年スロベニア生まれ。リュブリャナ大学社会学研究所教授。ラカン派精神分析の立場からヘーゲルの読み直しを行い、マルクス主義のイデオロギー理論を刷新。また、社会主義体制下のユーゴスラビアで反体制派知識人として民主化運動に加わるなど現実的な問題に対しても積極的な発言を行っている ジジェク,スラヴォイ(ジジェク,スラヴォイ)
1949年スロベニア生まれ。リュブリャナ大学社会学研究所教授。ラカン派精神分析の立場からヘーゲルの読み直しを行い、マルクス主義のイデオロギー理論を刷新。また、社会主義体制下のユーゴスラビアで反体制派知識人として民主化運動に加わるなど現実的な問題に対しても積極的な発言を行っている |
加速度的に発展…(続く)
加速度的に発展しながら着実に破局へと突き進む人類は、真に進歩しているのか?明日も変わらぬ暮らしが続くことが人々の第一の関心事であるこの世界の本質と向き合い、今こそ歴史と未来をラディカルに問え!現代思想の世界的奇才が、斎藤幸平の「脱成長コミュニズム」から加速主義、理論物理学への参照や『オッペンハイマー』をはじめとする映画作品の批評に至るまで、あらゆる知見を動員しながら「進歩」の理念が覆い隠してきた欺瞞を暴き、地球規模の惨事に備える新たな連帯を構想する。
もくじ情報:第1章 進歩、この波乱に満ちた概念;第2章 「脱成長コミュニズム」は進歩か?;第3章 加速主義の基本的な弱点;第4章 ホログラフィックな歴史;第5章 人間は相対性の渦中にある;第6章 もっと悪いものにする;第7章 真の変革のための実践主義;第8章 忍び寄るアメリカ内戦;第9章 今は想像さえできない連帯のために;第10章 我々はバイオマスだ;第11章 世界の終わりはいかなるものか;第12章 破局は免れない、だから行動せよ