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内容紹介・もくじなど
著者プロフィール
鳥羽 亮(トバ リョウ)
1946年、埼玉県生まれ。埼玉大学教育学部卒業。1990年、『剣の道殺人事件』で第三十六回江戸川乱歩賞を受賞。デビュー後は、時代小説、とくに剣豪の分野で活躍し、第一人者となる(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです) 鳥羽 亮(トバ リョウ)
1946年、埼玉県生まれ。埼玉大学教育学部卒業。1990年、『剣の道殺人事件』で第三十六回江戸川乱歩賞を受賞。デビュー後は、時代小説、とくに剣豪の分野で活躍し、第一人者となる(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです) |
「あるじの島蔵いるかい?」―そう言って極楽屋を訪ねてきたのは、造七という岡っ引きであった。極楽屋は、無宿人や入墨者、果ては裏の殺し人が集い、“地獄屋”と呼ばれる一膳飯屋であるが、一度も町方の手が入ったことはなかった。だがこの直後、殺しの依頼を受けた島蔵がそれを始末するも、定廻り同心・風間粂次郎の尋問を受ける羽目になり、さらには地獄屋の面々が凄腕の刺客に斃されていく。黒幕は風間なのか―老剣客・安田平兵衛と若き殺し人・片桐右京は、悪辣と噂に高い同心を追うが、影に見えない強敵の存在も見え隠れする。果たして平兵衛の必殺剣“虎の爪”は、一味を牛耳る巨魁を斃し、地獄屋の危機を救えるのか!人気剣豪小説、衝撃の第五巻!!