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内容紹介・もくじなど
著者プロフィール
椹木 野衣(サワラギ ノイ)
1962年、秩父市に生まれる。美術批評家。主な著書に『後美術論』(吉田秀和賞)『震美術論』(芸術選奨文部科学大臣賞)、企画・監修した展覧会に「日本ゼロ年」「平成美術」などがある(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです) 椹木 野衣(サワラギ ノイ)
1962年、秩父市に生まれる。美術批評家。主な著書に『後美術論』(吉田秀和賞)『震美術論』(芸術選奨文部科学大臣賞)、企画・監修した展覧会に「日本ゼロ年」「平成美術」などがある(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです) |
一九七〇年大阪万博は、敗戦直後「爆心地」を目の当たりにした男の構想を起点とした。文明の過剰と滅亡というそのビジョンを覆い隠すように謳われたスローガン「人類の進歩と調和」が響く中、メタボリズムやネオ・ダダといった前衛運動のひとつの極限として「万博芸術」が花開く―。資料と…(続く)
一九七〇年大阪万博は、敗戦直後「爆心地」を目の当たりにした男の構想を起点とした。文明の過剰と滅亡というそのビジョンを覆い隠すように謳われたスローガン「人類の進歩と調和」が響く中、メタボリズムやネオ・ダダといった前衛運動のひとつの極限として「万博芸術」が花開く―。資料と証言を積み重ね、日本で反復される万博の意味を鋭く問う。
もくじ情報:第一章 「爆心地」の建築―浅田孝と〈環境〉の起源;第二章 一九七〇年、大阪・千里丘陵;第三章 「実験」から「環境」へ―万博芸術の時代;第四章 ネオ・ダダとメタボリズム―暗さと明るさの反転;第五章 戦争・万博・ハルマゲドン;第六章 そこにはいつも「石」があった;第七章 ダダカンと“目玉の男”;第八章 万博と戦争