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内容紹介・もくじなど
著者プロフィール
山上 正太郎(ヤマノウエ ショウタロウ)
1919年岡山市生まれ。東京帝国大学文学部西洋史学科卒業。学習院大学助教授を経て、電気通信大学名誉教授。2010年没(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです) 山上 正太郎(ヤマノウエ ショウタロウ)
1919年岡山市生まれ。東京帝国大学文学部西洋史学科卒業。学習院大学助教授を経て、電気通信大学名誉教授。2010年没(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです) |
第一次世界大戦の惨禍を経て、平和を誓ったはずの世界は、なぜ未曽有の大戦に突入してしまったのか。ファシズムの台頭、植民地主義帝国の衰退、アメリカ自由主義の伸長、資本主義と共産主義の対立―列強国の緊迫した外交とイデオロギーの衝突が、世界を戦火に巻き込んでいく。「戦後秩序の原点」たる大戦争、その運命の瞬間を辿る。
もくじ情報:序章;1 「彼らの最も輝かしいとき」(ついにダウニング街一〇番地;フランス休戦の賦;野望、海峡に散る;静かな幕間);2 大戦における一九四一年(迫りくる独ソ戦;スターリン、沈黙を破る;宣戦の詔書);3 雪原のかなた、砂漠の果て(第二戦線を、いま;偶然とみえるダルランの存在;カサブランカの集いを経て);4 去りゆく者と、よみがえる者と(最初の三首脳会談まで;みずからを解放したパリ;クリミアの短い蜜月);5 すべてが語り尽くされる頃(死のさまざまな影;米英ソ大同盟の最後の歩み)