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内容紹介・もくじなど
著者プロフィール
野村 真理(ノムラ マリ)
山口県生まれ。一橋大学にて博士号(社会学)取得。現在、金沢大学名誉教授。専門は、社会思想史・ヨーロッパ近現代史。著書に『ウィーンのユダヤ人』(御茶の水書房、日本学士院賞受賞)など(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです) 野村 真理(ノムラ マリ)
山口県生まれ。一橋大学にて博士号(社会学)取得。現在、金沢大学名誉教授。専門は、社会思想史・ヨーロッパ近現代史。著書に『ウィーンのユダヤ人』(御茶の水書房、日本学士院賞受賞)など(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです) |
第二次世界大戦が終結し、ナチの強制収容所から解放されたユダヤ人たち。吹き荒れたホロコーストですべてを失い、普通の人間の生活を取り戻すことを望む彼らの多くは、元の居住地に帰らず、戦後の混乱期にヨーロッパを去ることになる。彼らが実際に行きたかったのはどこだったのか。それに対してイギリスやアメリカをはじめとする国際社会やシオニストたちはどのような行動をとったのか。東ヨーロッパから連合国占領地域のキャンプへ、さらにパレスティナへと移動をつづけたユダヤ人難…(続く)
第二次世界大戦が終結し、ナチの強制収容所から解放されたユダヤ人たち。吹き荒れたホロコーストですべてを失い、普通の人間の生活を取り戻すことを望む彼らの多くは、元の居住地に帰らず、戦後の混乱期にヨーロッパを去ることになる。彼らが実際に行きたかったのはどこだったのか。それに対してイギリスやアメリカをはじめとする国際社会やシオニストたちはどのような行動をとったのか。東ヨーロッパから連合国占領地域のキャンプへ、さらにパレスティナへと移動をつづけたユダヤ人難民(DP:Displaced Persons)たちを通して、もうひとつの現代史を抉り出した野心作。
もくじ情報:第一部 ホロコースト後のユダヤ人(ユダヤ人DP問題の発生と展開;ユダヤ人DP問題の最終局面;ユダヤ人DPとアメリカ);第二部 約束の土地は何処か(ブリハ―パレスティナへの脱出;ユダヤ人DPとイスラエル;「約束の土地」の現実)