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内容紹介・もくじなど
著者プロフィール
佐野 貴司(サノ タカシ)
1968年、静岡県生まれ。1997年、東京大学大学院理学系研究科博士課程修了。博士(理学)。富士常葉大学助教授、国立科学博物館地学研究部研究主幹、グループ長などを経て現在、国立科学博物館理学研究部長。地球科学者。研究対象は火山および火山岩であり、主に超巨大火山(巨大火成区)の調査を行っている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです) 佐野 貴司(サノ タカシ)
1968年、静岡県生まれ。1997年、東京大学大学院理学系研究科博士課程修了。博士(理学)。富士常葉大学助教授、国立科学博物館地学研究部研究主幹、グループ長などを経て現在、国立科学博物館理学研究部長。地球科学者。研究対象は火山および火山岩であり、主に超巨大火山(巨大火成区)の調査を行っている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです) |
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超巨大噴火と大量絶滅、生命進化の有機的なつながり。約46億年の地球の歴史の中で、幾度となく起きてきた超巨大噴火。大量の火山ガスは硫酸塩エアロゾルの雲をつくり、太陽光をさえぎり、寒冷化を引き起こした。あるいは、強力な酸性雨を降らせ、海洋の酸性化を招いた。またあるときは、大量の二酸化炭素を放出し、超温暖化を起こした。全地球規模の環境変動は、5回の大量絶滅を引き起こし、そのたびに多くの生物種が消え、新たな生物種が現れた。超巨大噴火、大量絶滅、生物の多様化―。それは、まさに生きている地球のダイナミックな営みである。
もくじ情報:第1章 超巨大噴火と生命の進化;第2章 オルドビス紀末:2番目に大きな大量絶滅;第3章 デボン紀後期:海域のみでの大量絶滅;第4章 ペルム紀末:史上最大の大量絶滅;第5章 大陸分裂にともなう大量絶滅;第6章 白亜紀末:恐竜の絶滅;第7章 新生代の超巨大噴火による地球温暖化;第8章 人類に影響を与えた巨大噴火;エピローグ 未来の超巨大噴火