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出版社名:講談社
出版年月:2025年9月
ISBN:978-4-06-541219-0
255P 20cm
「もう一度歩ける」に挑む 救命救急センター「チーム井口」の覚悟
高梨ゆき子/著
組合員価格 税込 1,881
(通常価格 税込 1,980円)
割引率 5%
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内容紹介・もくじなど
内容紹介:一年に百数十人、最重症に限っても7年間で94人もの脊髄損傷患者を引き受けた、川越の埼玉医大高度救命救急センター。その中核となってセンターを率いるのが、井口浩一医師だ。深夜でも未明でもその電話の呼び出し音は1、2回で鳴りやみ、30分もすれば手術室のドア口に現れる。「井口先生にはクローンがいる」と言われるほど常に、いつどんなときも手術に対応できるよう準備している。脊髄損傷は、それまで健康だった人が、ある日突然身体の自由を奪われ、大きな障害の残ることも多い過酷な病気である。患者自身もさることながら、それを介護する家族や周囲の人たちの負担も大きい。自民党幹事長だった谷垣禎一氏は2016年、多…(続く
内容紹介:一年に百数十人、最重症に限っても7年間で94人もの脊髄損傷患者を引き受けた、川越の埼玉医大高度救命救急センター。その中核となってセンターを率いるのが、井口浩一医師だ。深夜でも未明でもその電話の呼び出し音は1、2回で鳴りやみ、30分もすれば手術室のドア口に現れる。「井口先生にはクローンがいる」と言われるほど常に、いつどんなときも手術に対応できるよう準備している。脊髄損傷は、それまで健康だった人が、ある日突然身体の自由を奪われ、大きな障害の残ることも多い過酷な病気である。患者自身もさることながら、それを介護する家族や周囲の人たちの負担も大きい。自民党幹事長だった谷垣禎一氏は2016年、多忙な公務の合間に趣味のサイクリングをしていて転倒、政界引退を余儀なくされた。大相撲の元大関・琴風の尾車親方は2012年に巡業先で転倒し、頚髄を痛める大けがを負った。ラグビー選手のケガも多い。練習中や試合でしのぎを削るなかで、脊髄を損傷した高校生、大学生のラグビー部員もいる。自転車で転倒したり、トランポリンの練習中の落下など、アッと思った瞬間に大きなケガを負ってしまう。そうした重度の脊髄損傷の治療はきわめて難しい。リハビリを続けても状況が劇的に改善することがないうえ、生涯車椅子というケースもままある。この困難な病気に立ち向かう井口医師と、そのチームの信念は、「早く手術すればするほど、予後はよくなる」である。脊髄損傷が疑われる患者を、ときにはドクターヘリを使って緊急搬送し、6時間以内を目標として早期に手術することで、腫れによる圧迫で起こる「二次損傷」を軽減できる可能性があるという。ケガによる直接的な打撃である一次損傷は避けられなくても、二次損傷の程度を緩和することによって、予後はかなり良くなるはずだ--。実際、その成果は現れ始めている。「脊髄損傷早期治療」に挑む熱き医師たちと、患者に取材を重ねた医療ノンフィクション。
「より早く、もっと早く、もっともっと早く手術を―」交通事故、ラグビー、自転車、トランポリンで負った大けが・脊髄損傷との闘いと、家族の献身。そして「未来は変えられる」と信じる医師たちの情熱。
もくじ情報:第一章 常識を疑え(手術を見ますか;バイタルサイン ほか);第二章 同心円(「もう歩けません」;脊髄損傷の妊婦 ほか);第三章 川越のガラパゴス(驚きと衝撃;孤高の救命救急センター ほか);第四章 エビデンスはあるか(なぜ他の病院ではできないのか;スーパードクターよりシステムを ほか);終章 運命に導かれ(車いすで埋め尽くされた会場;障害を越えて)
著者プロフィール
高梨 ゆき子(タカナシ ユキコ)
読売新聞論説委員。1992年、お茶の水女子大学卒業後、読売新聞社入社。山形支局、東京本社社会部、医療部などに勤務。編集委員を経て現職。群馬大学病院の腹腔鏡手術を巡る一連のスクープにより2015年度新聞協会賞受賞。2017年刊行の『大学病院の奈落』(現・講談社文庫)で日本医学ジャーナリスト協会賞特別賞受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
高梨 ゆき子(タカナシ ユキコ)
読売新聞論説委員。1992年、お茶の水女子大学卒業後、読売新聞社入社。山形支局、東京本社社会部、医療部などに勤務。編集委員を経て現職。群馬大学病院の腹腔鏡手術を巡る一連のスクープにより2015年度新聞協会賞受賞。2017年刊行の『大学病院の奈落』(現・講談社文庫)で日本医学ジャーナリスト協会賞特別賞受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

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