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出版社名:講談社
出版年月:2025年10月
ISBN:978-4-06-541226-8
356P 16cm
永久革命者とは何か 埴谷雄高論集/講談社文芸文庫 よB12
吉本隆明/〔著〕
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内容紹介・もくじなど
内容紹介:生前の埴谷雄高は作家としての時間と労力を可能なかぎり長篇『死霊』の執筆に注いだが、いっぽう思想家としてはさまざまな発信をつづけた。吉本隆明は埴谷の作品と思想の真価をもっとも深く受けとめた一人である。『死霊』五章以降、その発表時にはもちろん、折に触れて埴谷の言葉に誠実に応答しつづけた。ときに鋭い対立をはらんだが、吉本は埴谷への尊敬の念を保ちつづけた。それは埴谷への追悼文「埴谷雄高さんの死に再会して」に明らかである。長篇『死霊』についての作品論、短篇小説集に付した解説、エッセイ集などへの書評、政治的論文への批評、戦後文学が有効性を失ったと見えた時期になされた論争……と、様々な角度で吉本隆…(続く
内容紹介:生前の埴谷雄高は作家としての時間と労力を可能なかぎり長篇『死霊』の執筆に注いだが、いっぽう思想家としてはさまざまな発信をつづけた。吉本隆明は埴谷の作品と思想の真価をもっとも深く受けとめた一人である。『死霊』五章以降、その発表時にはもちろん、折に触れて埴谷の言葉に誠実に応答しつづけた。ときに鋭い対立をはらんだが、吉本は埴谷への尊敬の念を保ちつづけた。それは埴谷への追悼文「埴谷雄高さんの死に再会して」に明らかである。長篇『死霊』についての作品論、短篇小説集に付した解説、エッセイ集などへの書評、政治的論文への批評、戦後文学が有効性を失ったと見えた時期になされた論争……と、様々な角度で吉本隆明が埴谷雄高と交わした応酬を本書では集大成する。本書を読むことは、個人が世界といかに対峙するか知るための、絶好の道しるべとなるであろう。
日本文学史上稀な形而上学的長篇小説『死霊』の作者埴谷雄高をもっとも深く理解した批評家の一人だった吉本隆明。『死霊』をはじめ埴谷の作品や発言を数多く論じた吉本は、小説家への敬意を一貫して抱きつつも、ときに鋭く対立し、自らの存在を賭けて厳しい批判を次々と放った。半世紀にわたり著された批評の蓄積は小説家と批評家二人の存在の大きさをあらためて示す。
もくじ情報:埴谷雄高『鞭と独楽』『濠渠と風車』;情勢論;埴谷雄高論;永久革命者とは何か;『虚空』について;埴谷雄高『墓銘と影絵』;埴谷雄高の軌跡と夢想;埴谷雄高氏への公開状;埴谷雄高『垂鉛と弾機』;『埴谷雄高作品集』推薦のことば;『死霊』考;秘められた自負―埴谷雄高―;認識の皮膚;持続された思惟;情況への発言[一九八四年一一月]―中休みをのばせ―;政治なんてものはない―埴谷雄高への返信―;重層的な非決定へ―埴谷雄高の「苦言」への批判―;情況への発言[一九八五年七月]―中休みの自己増殖―;埴谷雄高さんの死に際会して;埴谷さんの訓戒;『死霊』の創作メモを読んで
著者プロフィール
吉本 隆明(ヨシモト タカアキ)
1924・11・25~2012・3・16。詩人、批評家。東京生まれ。東京工業大学卒業。1950年代、私家版の詩集『固有時との対話』『転位のための十篇』で詩人として出発するかたわら、戦争体験の意味を自らに問い詰め文学者の戦争責任論・転向論を世に問う。60年安保闘争を経て61年、雑誌「試行」を創刊。詩作、政治論、文芸評論、独自の表現論等、精力的に執筆活動を展開し「戦後思想界の巨人」と呼ばれる。80年代からは、消費社会・高度資本主義の分析を手がけた。主な著書に『夏目漱石を読む』(小林秀雄賞)、『吉本隆明全詩集』(藤村記念歴程賞)等がある(本データはこの書籍が刊行され…(続く
吉本 隆明(ヨシモト タカアキ)
1924・11・25~2012・3・16。詩人、批評家。東京生まれ。東京工業大学卒業。1950年代、私家版の詩集『固有時との対話』『転位のための十篇』で詩人として出発するかたわら、戦争体験の意味を自らに問い詰め文学者の戦争責任論・転向論を世に問う。60年安保闘争を経て61年、雑誌「試行」を創刊。詩作、政治論、文芸評論、独自の表現論等、精力的に執筆活動を展開し「戦後思想界の巨人」と呼ばれる。80年代からは、消費社会・高度資本主義の分析を手がけた。主な著書に『夏目漱石を読む』(小林秀雄賞)、『吉本隆明全詩集』(藤村記念歴程賞)等がある(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)