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内容紹介・もくじなど
著者プロフィール
東 えりか(アヅマ エリカ)
1958年千葉県生まれ。書評家。信州大学農学部卒。動物用医療器具関連会社で勤務の後、1985年より小説家・北方謙三氏の秘書を務める。2008年に書評家として独立。2011年から2024年までノンフィクション書評サイト「HONZ」副代表を務める(現在閉鎖)。日本推理作家協会会員。『週刊新潮』『小説新潮』『婦人公論』『本の雑誌』『公明新聞』『日本経済新聞』で書評を担当(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです) 東 えりか(アヅマ エリカ)
1958年千葉県生まれ。書評家。信州大学農学部卒。動物用医療器具関連会社で勤務の後、1985年より小説家・北方謙三氏の秘書を務める。2008年に書評家として独立。2011年から2024年までノンフィクション書評サイト「HONZ」副代表を務める(現在閉鎖)。日本推理作家協会会員。『週刊新潮』『小説新潮』『婦人公論』『本の雑誌』『公明新聞』『日本経済新聞』で書評を担当(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです) |
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ある休日、夫が原因不明の激しい腹痛に襲われた。病院でどれだけ検査を行っても原因は特定できず、ただ時間ばかりが過ぎ、彼はどんどん衰弱していく。入院から三ヶ月後、ようやく告げられたのは「原発不明がん」の可能性、そして夫の余命はあと数週間ではないか、という非情な事実だった。この「原発不明がん」とは、いかなる病気なのか?治療の断念、退院と緩和ケアの開始、自宅での看取り。発症から夫が亡くなるまでの約百六十日間を克明に綴るとともに、医療関係者への取材も行い、治療の最前線に迫ったノンフィクション。
もくじ情報:第一部(発病と焦燥;診断と転院;治療と断念);第二部(保雄のこと 私のこと;退院 そして緩和ケアの開始;在宅介護;ベッドのかたわらで;最期の時);第三部(永遠の別離;喪失感と罪悪感;原発不明がんとは何か;医療従事者から見た実態 都立駒込病院編;医療従事者から見た実態 住宅緩和ケア編;T医師からの返信);第四部(寄る辺なき日常;希少がんセンター);終章