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内容紹介・もくじなど
著者プロフィール
増田 明利(マスダ アキトシ)
1961年生まれ。1980年都立中野工業高校卒。ルポライターとして取材活動を続けながら、現在は不動産管理会社に勤務。2003年よりホームレス支援者、NPO関係者との交流を持ち、長引く不況の現実や深刻な格差社会の現状を知り、声なき彼らの代弁者たらんと取材活動を行う(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです) 増田 明利(マスダ アキトシ)
1961年生まれ。1980年都立中野工業高校卒。ルポライターとして取材活動を続けながら、現在は不動産管理会社に勤務。2003年よりホームレス支援者、NPO関係者との交流を持ち、長引く不況の現実や深刻な格差社会の現状を知り、声なき彼らの代弁者たらんと取材活動を行う(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです) |
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ここのところ巷には景気のいい話が溢れている。日経平均株価が史上最高値を突破、金価格史上最高に、春闘満額回答続出…。だけど実感は乏しい。では一般的な働く人たちの金銭事情はどうだろう。平均年収は478万円だが、実質賃金はマイナスが続き、プラスに転じることはあまりない。社会保険料も上がっているし、物価高もあって、生活に余裕ができたと感じている人は少ないと思う。格差の固定化も心配なことだ。正社員と非正社員の賃金格差は大きく、正社員が平均545万円なのに対して非正社員は平均206万円。人手不足というのにこれでは「やってられない」と怒って当然だが、格差が縮小される可能性は低い。そんな格差社会の下層に生きる人々の暮らしはどのようなものか。現在の生活の状況、低収入となるに至った経緯、どんな苦労や悩みがあり、どんな将来の展望を描いているのか。そういった生の声や証言を、取材を通して集めたノンフィクション。
もくじ情報:第1章 ブラック労働の対価(退職間近の限界生保レディ;介護職の過酷な現実;人手不足で薄給×過労;事故にあったらおしまいの仕事;ゲーム業界から逃げたい);第2章 波乱の労働人生(風俗業の夢と現実;芸術で食っていけるのか?;年収3分の1、元社長の転落人生;司法試験浪人生の絶望的生活);第3章 就職の失敗が人生の失敗(うつ病のパラサイト;ワーキングプアから抜け出せない;高学歴の転職貧乏;せっかくの高学歴が足枷に);第4章 無理をしてでも稼ぎたい(副業はダフ屋さん;Wワークでも年収400万円未満;残業削減の副作用;水商売で学費を稼ぐ);第5章 将来どうしよう?(税金に殺される;50代で廃業、初めての会社勤め;廃棄食品で食いつなぐ;先の見えないラーメン屋;低賃金でも奨学金を返さなきゃ)