|
内容紹介・もくじなど
著者プロフィール
ランデモア,エレーヌ(ランデモア,エレーヌ)
2008年にハーバード大学でPh.D.取得後、現在はイェール大学政治学科教授、およびイェール大学社会・政策研究所ファカルティ・フェローを務める。政治理論を専門とし、民主主義理論、政治認識論、AI倫理・政治などの領域で顕著な業績を有する。オックスフォード大学AI倫理研究所の特別リサーチ・フェロー、およびOpenAI社における「AIへの民主的インプット」プログラムのアドバイザーも務める ランデモア,エレーヌ(ランデモア,エレーヌ)
2008年にハーバード大学でPh.D.取得後、現在はイェール大学政治学科教授、およびイェール大学社会・政策研究所ファカルティ・フェローを務める。政治理論を専門とし、民主主義理論、政治認識論、AI倫理・政治などの領域で顕著な業績を有する。オックスフォード大学AI倫理研究所の特別リサーチ・フェロー、およびOpenAI社における「AIへの民主的インプット」プログラムのアドバイザーも務める |
||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
なぜ「素人」でも政治に貢献できるのか。集合知を可能にするメカニズムそのものが、デモクラシーの強力な根拠となることを論証する。
もくじ情報:第五章 熟議の認識的失敗(一般的問題と古典的解決;心理学からの応答:推論の論議理論;結論);第六章 民主的理性の第二のメカニズム:多数決(〈コンドルセの陪審定理〉;〈集計の奇跡〉;認知的多様性のモデル;付録一 〈コンドルセの陪審定理〉における大数の法則;付録二 判断集計における認知的多様性の論理;付録三 情報市場とデモクラシー);第七章 多数決の認識的失敗:現実と想像(判断の政治対利害の政治、そしてアローの不可能性定理の無関連性;情報フリーライドの問題;投票者の系統的なバイアスと「合理的不合理」の問題;結論);第八章 政治的認知主義:一つの擁護(不完全な手続き的正義としての政治的意思決定;政治的認知主義:弱い見解v.s.強い見解;政治的問題の三つの側面;政治的認知主義:文化主義的見解v.s.絶対主義的見解;デモクラシーの認識的議論に対する含意;基準の地位:公準的、もしくは経験的水準;反権威主義に基づく異論;結論);結論 価値ある賭けとしてのデモクラシー(要約;民主的理性の前提条件;迷路のメタファーの限界;理論的な認識的主張の経験的セグエ;過去の多数者の智慧と学習過程としてのデモクラシー;理性と合理性)