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内容紹介・もくじなど
著者プロフィール
栗原 俊秀(クリハラ トシヒデ)
会社員、翻訳家。専門はイタリア文学。カルミネ・アバーテ『偉大なる時のモザイク』(未知谷)で、須賀敦子翻訳賞、および、イタリア文化財・文化活動省翻訳賞を受賞 栗原 俊秀(クリハラ トシヒデ)
会社員、翻訳家。専門はイタリア文学。カルミネ・アバーテ『偉大なる時のモザイク』(未知谷)で、須賀敦子翻訳賞、および、イタリア文化財・文化活動省翻訳賞を受賞 |
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「家族」、「旅」、「健康」、「仕事とお金」、「愛」、「あなたの星座は」という6つの章で展開される、作家の自伝とも回想録ともいえる作品。「家族」:語り手の若い女性の両親(ともに聾者)のローマでの出会い、アメリカへの移住、子ども(語り手およびその兄)の誕生、離婚とイタリアへの帰国について語られる。「旅」:ブルックリンのイタリア系コミュニティにまつわる思い出が語られる。やがて両親の離婚にともない、幼少期にアメリカからイタリアの小村バジリカータに移住した語り手の体験が、皮肉…(続く)
「家族」、「旅」、「健康」、「仕事とお金」、「愛」、「あなたの星座は」という6つの章で展開される、作家の自伝とも回想録ともいえる作品。「家族」:語り手の若い女性の両親(ともに聾者)のローマでの出会い、アメリカへの移住、子ども(語り手およびその兄)の誕生、離婚とイタリアへの帰国について語られる。「旅」:ブルックリンのイタリア系コミュニティにまつわる思い出が語られる。やがて両親の離婚にともない、幼少期にアメリカからイタリアの小村バジリカータに移住した語り手の体験が、皮肉を利かせたコミカルな筆致で描かれる。「健康」:「耳が聞こえないけれど音楽が好きな母」の思い出を振り返り、手話によるコミュニケーションをかたくなに嫌った母、テレビでいっしょに音楽祭の番組を見ていたときの字幕、母が「比喩」や「皮肉」といった修辞技法をなかなか理解しなかったことなどが綴られる。「あなたの星座は」:語り手は母親に「もし聾でなかったら、どんな人生を送っていたと思うか」と問いかける。母は「つまらない、意味のない人生だったでしょうね」と答える。ストレーガ賞最終候補のオートフィクション。