津軽平野に秋が来た。岩木山のふもとで地元の農民たちが馬用牧草の草刈りに精を出していた。双見部落草刈り隊のリーダー・そで子婆さんは、草刈りに初めてやってきた１８歳のモヨ子を見て「今年こそいいムコを見つけてやんべ」と考え、仲の良い富田部落のリーダー・ため子婆さんと話し、富田部落の若い青年・時造とモヨ子の縁談について相談。翌日、モヨ子が山奥の草刈りに行くと、そこでは時造が一心不乱に草刈りをしていた。
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