瀬戸内海に浮かぶ小豆島。大自然の中、母・フヨの女手一つで明るく健康に育った百合子は、神戸の短大に進学するため島を旅立った。百合子の家の近くのオリーブ園で働いていた青年・宇太郎は百合子との結婚を考えていたが、百合子は宇太郎に頼りなさを感じていた。夏休みになり、百合子は学友の十糸子と一緒に島に戻り、宇太郎も誘って島中を見学して楽しむ。だが百合子は、フヨの様子がどこかおかしいことを訝しむのだった…。
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