岡野雄一によるエッセイコミックを、喜劇映画の巨匠・森崎東監督により実写化。認知症の老いた母親とその息子との、笑いと涙にあふれた日々の触れ合いを描くヒューマンドラマ。劇作家としても活躍する岩松了、「渡る世間は鬼ばかり」などで知られ本作が世界最高齢初主演映画（ギネス認定）となる赤木春恵が主人公の母子を熱演する。
★キネマ旬報ベスト・テン第１位ほか、多くの映画賞を受賞。2013年を代表する傑作喜劇！
★TVドラマなどへの出演で知られる赤木春恵は世界最高齢初主演となった本作で毎日映画コンクール女優主演賞を受賞！
★バリアフリー仕様でリリース（視覚障害者対応音声ガイド ／日本語字幕）※日本語字幕は視覚障害者専用字幕ではありません

長崎で生まれ育った団塊世代のサラリーマン・ゆういちは、ちいさな玉ねぎ「ペコロス」のようなハゲ頭を光らせながら、漫画を描いたり、音楽活動をしている。
男やめものゆういちは、夫の死を契機にゆっくりと認知症を発症しはじめた母・みつえの面倒を見ていたが、やがて、症状が進行し迷子になったり、汚れたままの下着をタンスにしまったりするようになった彼女を、断腸の思いで介護施設に預けることになる。
苦労した少女時代や、幼なじみとの辛い別れ、神経症だった亡夫との生活といった過去へと意識がさかのぼることの増えたみつえ。その姿を見守る日々のなかで、ゆういちの胸には、ある思いが去来する―。

認知症の老いた母親とその息子との、笑いと涙にあふれた日々の触れ合いを描くヒューマンドラマ。メガホンを取るのは、『時代屋の女房』『ニワトリはハダシだ』などのベテラン監督・森﨑東。劇作家としても活躍する岩松了、「渡る世間は鬼ばかり」などで知られ本作が世界最高齢初主演映画（ギネス認定）となる赤木春恵が主人公の母子を熱演する。老いや認知症を肯定する前向きなストーリーとテーマはもとより、舞台となる長崎や九州各所の美しい景色も見どころ。