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出版社名:現代企画室
出版年月:2009年3月
ISBN:978-4-7738-0902-2
230P 20cm
作家とその亡霊たち
エルネスト・サバト/著 寺尾隆吉/訳
組合員価格 税込 2,475
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内容紹介・もくじなど
内容紹介:作家でありながら書くことを拒否する「バートルビー」の仲間へ―書かないことで名声を確固たるものにしたアルゼンチンの作家の、アクチュアルな文学論。
物理学者でありながら、作家の道へ、作家でありながら、書くことを拒否する「バートルビー」の仲間へ―。書かないことで名声を確固たるものにしたアルゼンチンの作家、エルネスト・サバトの、アクチュアルな文学論。
もくじ情報:幾つかの疑問;小説における思想;国民文学について;心理小説と社会小説;作家と旅行;作家の根本的問題;小説の技法;芸術家たるに最も重要な条件;全体小説;小説と現代という時代〔ほか〕
内容紹介:作家でありながら書くことを拒否する「バートルビー」の仲間へ―書かないことで名声を確固たるものにしたアルゼンチンの作家の、アクチュアルな文学論。
物理学者でありながら、作家の道へ、作家でありながら、書くことを拒否する「バートルビー」の仲間へ―。書かないことで名声を確固たるものにしたアルゼンチンの作家、エルネスト・サバトの、アクチュアルな文学論。
もくじ情報:幾つかの疑問;小説における思想;国民文学について;心理小説と社会小説;作家と旅行;作家の根本的問題;小説の技法;芸術家たるに最も重要な条件;全体小説;小説と現代という時代〔ほか〕
著者プロフィール
サバト,エルネスト(サバト,エルネスト)
1911年生まれ。アルゼンチンのブエノス・アイレス州ロハスといういなか町で、製粉所を営むイタリア系の両親のもとに生まれる。町へ出て中学に入り、数学に熱中する一方、文学にも親しみ、アナキズム思想に親近感を抱く。物理学の勉学に励み始めた大学生のこと、アルゼンチンのアナキズム運動は弾圧によって壊滅し、親友の誘いもあってサバトは共産党に入党した。国際会議に出て、ソ連のスターリン独裁体制やドグマ化したマルクス主義に失望し、科学の世界に没頭した。奨学金を得て、大戦前夜のパリで、キューリー研究所にあて放射線研究に従事する一方、シュルレアリストたちと交友。帰国後は大学…(続く
サバト,エルネスト(サバト,エルネスト)
1911年生まれ。アルゼンチンのブエノス・アイレス州ロハスといういなか町で、製粉所を営むイタリア系の両親のもとに生まれる。町へ出て中学に入り、数学に熱中する一方、文学にも親しみ、アナキズム思想に親近感を抱く。物理学の勉学に励み始めた大学生のこと、アルゼンチンのアナキズム運動は弾圧によって壊滅し、親友の誘いもあってサバトは共産党に入党した。国際会議に出て、ソ連のスターリン独裁体制やドグマ化したマルクス主義に失望し、科学の世界に没頭した。奨学金を得て、大戦前夜のパリで、キューリー研究所にあて放射線研究に従事する一方、シュルレアリストたちと交友。帰国後は大学で量子論・相対性原理を教えるかたわら、文学同人誌にエッセイを書き始めた。最初の創作『トンネル』(1948)は国内でも評価を得たが、カミュが絶賛して仏訳され、国際的な評価も高かった。その後に執筆した小説は『英雄たちと墓』(1961)と『根絶者アバドン』(1974)の2作に限られ、著作の多くは、文学、哲学、科学、政治、芸術などを幅広く論じたエッセイ集である