内容紹介：近年の地球温暖化による災害外力の増大は，樹木を巻き込んだ土砂災害を増加させ，これに伴い流木の問題も一段と顕在化してきている。本書は，流木の発生源から砂防，ダム，河川および海岸に至る流域全体を対象として，樹木がもつ災害発生要因だけでなく河川環境機能にも配慮しつつ，河川縦断方向セグメントごとに流木化機構，堆積・集積機構を明確にし，流木災害軽減対策について取りまとめ提言する。流木に関する初の専門書。
もくじ情報：第１章　序論；第２章　近年の流木災害の実態；第３章　山地・渓流部における流木の発生・堆積・再移動と災害；第４章　河道部における流木の発生・堆積・再移動と災害；第５章　海岸・沿岸域における流木の堆積と災害；第６章　流木災害の軽減対策；第７章　堆積流木の処理；第８章　提言