確率や統計で解釈される量子物理学のイメージを、ジョン・アップダイクの小説や１コマ漫画、詩、彫刻などで表現されたものをベースに、数式を使わずに、巧みに概説した科学史ストーリーです。『世界でもっとも』シリーズの４弾目です。『世界でもっとも美しい１０の科学実験』『世界でもっとも美しい１０の物理方程式』『世界でもっとも正確な長さと重さの物語』の著者らが、量子物理について、哲学っぽいトリビア的な知識と物理学の深い知識を開陳します。登場人物は、ニュートン、アップダイク、プランク、ボーア、アインシュタイン、パウリ、ハイゼンベルク、シュレーディンガー、エディントン、ボーア、ベルなど。

量子物理を巡る科学史・カルチャー史ストーリー！！次々と現れる量子物理学の新しいイメージをほとんど数式なしで解釈する！
もくじ情報：ニュートン的モーメント；ピクセル化された世界；量子跳躍；ランダムさ；アイデンティティーの問題―まだ落ちていない量子の靴の片方；サメとトラ―二重性；不確定性；ずたずたになったリアリティ―キュビスムと相補性；だめだめ！；シュレーディンガーの猫；ウサギの穴―並行宇宙へのあこがれ；物理学を救う

クリース，ロバート・Ｐ．(クリース，ロバートＰ．)
ストーニーブルック大学（米ニューヨーク）の哲学科教授