内容紹介：本書は大阪市立大学基礎教育の基礎化学実験１、基礎化学実験２をもとにした、低年次の大学生向け先端基礎化学実験の教科書である。基礎化学実験１は、現代の科学技術にとって必要不可欠な化学的基礎知識を実験を通して理解すること、基礎化学実験２では現代化学の研究方法の一端に触れることにより、高度な化学実験に対応できる素養を培うことを目的としている。今回の改訂３版では、金属錯体のクロモトロピズムと吸着平衡の２つのテーマが追加され、化学実験の基礎を習得する上で、より充実した内容となった。付録として廃棄物処理における注意、測定誤差と有効数字、物理定数表を掲載。
もくじ情報：化学実験の基礎知識；基礎化学実験１（陽イオンの定性分析；原子スペクトル分析；有機化合物の反応と合成；時計反応；酸化還元滴定）；基礎化学実験２（アジピン酸の合成（ケトン‐エノラートの酸化）；安息香酸メチルの合成（カルボン酸のエステル化反応）；ジベンザルアセトンの合成（アルドール縮合）；２‐クロロ‐２‐メチルプロパンの合成（ＳＮ１反応）；１‐ブロモブタンの合成（ＳＮ２反応）　ほか）；付録