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出版社名:みすず書房
出版年月:2018年9月
ISBN:978-4-622-08721-2
304P 20cm
中国はここにある 貧しき人々のむれ
梁鴻/〔著〕 鈴木将久/訳 河村昌子/訳 杉村安幾子/訳
組合員価格 税込 3,564
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内容紹介・もくじなど
都市の繁栄の陰で荒廃する農村。農業だけでは暮らせない人々が出稼ぎにゆき、ほとんど帰らない。老人は残された孫の世話で疲弊し学校教育も衰退した。子供は勉強に将来の展望をみない。わずかな現金収入を求めて出稼ぎに出る日を心待ちにする。著者は故郷の農村に帰り、胸がしめ付けられるような衰退ぶりを綴った。底辺の声なき人々の声を書きとめようとする知識人のジレンマに、著者も直面する。しかし敢えて自分に最も近い対象を選び、書くことの困難にうろたえる自身の姿を読者に隠さない。こうして紡がれた語りに、農民も都会人も没頭した。第11回華語文学伝媒大賞「年度散文家」賞、2010年度人民文学賞、2010年度新京報文学類好書…(続く
都市の繁栄の陰で荒廃する農村。農業だけでは暮らせない人々が出稼ぎにゆき、ほとんど帰らない。老人は残された孫の世話で疲弊し学校教育も衰退した。子供は勉強に将来の展望をみない。わずかな現金収入を求めて出稼ぎに出る日を心待ちにする。著者は故郷の農村に帰り、胸がしめ付けられるような衰退ぶりを綴った。底辺の声なき人々の声を書きとめようとする知識人のジレンマに、著者も直面する。しかし敢えて自分に最も近い対象を選び、書くことの困難にうろたえる自身の姿を読者に隠さない。こうして紡がれた語りに、農民も都会人も没頭した。第11回華語文学伝媒大賞「年度散文家」賞、2010年度人民文学賞、2010年度新京報文学類好書、第7回文津図書賞、2013年度中国好書受賞。
もくじ情報:第1章 私の故郷は梁庄;第2章 活気あふれる「廃墟」の村;第3章 子供を救え;第4章 故郷を離れる若者たち;第5章 大人になった閏土;第6章 孤立する農村政治;第7章 「新道徳」の憂い;第8章 故郷はいずこに
著者プロフィール
梁 鴻(リアン ホン)
中国人民大学文学院教授。1973年生まれ。北京師範大学文学博士。米国デューク大学客員教授、中国青年政治学院中文学院教授を経て現職。本書の舞台である農村に生まれ、20歳までそこに暮らす。『中国はここにある―貧しき人々のむれ』で第11回華語文学伝媒大賞「年度散文家」賞、2010年度人民文学賞、2010年度新京報文学類好書、第7回文津図書賞、2013年度中国好書など多数の賞を受賞
梁 鴻(リアン ホン)
中国人民大学文学院教授。1973年生まれ。北京師範大学文学博士。米国デューク大学客員教授、中国青年政治学院中文学院教授を経て現職。本書の舞台である農村に生まれ、20歳までそこに暮らす。『中国はここにある―貧しき人々のむれ』で第11回華語文学伝媒大賞「年度散文家」賞、2010年度人民文学賞、2010年度新京報文学類好書、第7回文津図書賞、2013年度中国好書など多数の賞を受賞