日本におけるヘイト・クライムの実態改善が強く求められている。被害を直視し、民主主義、人間の尊厳、法の下の平等を確保し、マイノリティの自由と人権を守るためにヘイト・スピーチ法に関する重要情報を示す。
もくじ情報：１　歴史の中の差別（歴史的課題と本書の構成；植民地主義と人種差別；「慰安婦」へのヘイト・スピーチ）；２　差別と闘う法理（ヘイト・スピーチの憲法論；地方自治体とヘイト・スピーチ）；３　反差別の比較法（反差別の法と政策（人種差別撤廃条約第二条関連）；ヘイト・スピーチ法の制定状況（人種差別撤廃条約第四条関連）；ヘイト・スピーチ法の適用状況）

前田　朗(マエダ　アキラ)
１９５５年、札幌生まれ。中央大学法学部、同大学院法学研究科を経て、東京造形大学教授（専攻：刑事人権論、戦争犯罪論）。朝鮮大学校法律学科講師、日本民主法律家協会理事、ＮＧＯ国際人権活動日本委員会運営委員、救援連絡センター運営委員（本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです）