ようこそ!
出版社名:人文書院
出版年月:2022年9月
ISBN:978-4-409-52090-1
358P 20cm
石油とナショナリズム 中東資源外交と「戦後アジア主義」
シナン・レヴェント/著
組合員価格 税込 4,455
(通常価格 税込 4,950円)
割引率 10%
在庫あり
生協宅配にてお届け
※ご注文が集中した場合、お届けが遅れる場合がございます。
内容紹介・もくじなど
内容紹介:戦後の石油危機に民族主義はどう結びついていたのか?大東亜共栄圏を夢見たアジア主義者にとって石油は何を意味していたのか?資源ナショナリズムと天皇を中心とした日本民族主義とはいかなるものだったのか?出光佐三、山下太郎、田中清玄、杉本茂ら「資源派財界人」、保守傍流とされた岸信介、中曽根康弘らの政治家、ブレーンとなった中谷武世の思想と行動を明らかにする。本書は、戦後日本の「中東」概念を検討し、それが単なる資源保障論に基づく産油国という認識ではなく、戦前のアジア主義が形を変えた資源と密接に結びついた「民族主義」の影響を強くうけていたことを明らかにしたものである。関係者の聞き取りも踏まえ、資源と…(続く
内容紹介:戦後の石油危機に民族主義はどう結びついていたのか?大東亜共栄圏を夢見たアジア主義者にとって石油は何を意味していたのか?資源ナショナリズムと天皇を中心とした日本民族主義とはいかなるものだったのか?出光佐三、山下太郎、田中清玄、杉本茂ら「資源派財界人」、保守傍流とされた岸信介、中曽根康弘らの政治家、ブレーンとなった中谷武世の思想と行動を明らかにする。本書は、戦後日本の「中東」概念を検討し、それが単なる資源保障論に基づく産油国という認識ではなく、戦前のアジア主義が形を変えた資源と密接に結びついた「民族主義」の影響を強くうけていたことを明らかにしたものである。関係者の聞き取りも踏まえ、資源と密接に結びついた「民族系資本」としての石油、資源ナショナリズムについて考察する試み。◎目次序章 戦後日本における中東:その定義と概念第一章:出光佐三とイラン石油第二章 山下太郎とサウジアラビア・クウェート石油第三章:田中清玄とアブダビ石油第四章 杉本茂とアブダビ石油第五章:中谷武世と中東補論:通商産業省と石油の自主開発政策
本書は、戦後日本の「中東」概念を検討し、それが単なる資源保障論に基づく産油国という認識ではなく、戦前のアジア主義が形を変え、資源と密接に結びついた「民族主義」の影響を強くうけていたことを明らかにしたものである。関係者の聞き取りも踏まえ、「民族系資本」としての石油、資源ナショナリズムについて考察する試み。
もくじ情報:序章 戦後日本における中東:その定義と概念;第1章 出光佐三とイラン石油;第2章 山下太郎とサウジアラビア・クウェート石油;第3章 田中清玄とアブダビ石油;第4章 杉本茂とアブダビ石油;第5章 中谷武世と中東;終章;補論 通商産業省と石油の自主開発政策
著者プロフィール
レヴェント,シナン(レヴェント,シナン)
1983年トルコ共和国生まれ。2017~2019年日本学術振興会の外国人特別研究員PDとして立教大学法学部政治学科に在籍。専門、日本政治外交史。現在、アンカラ大学言語歴史地理学部准教授。東洋大学アジア文化研究所客員研究員(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
レヴェント,シナン(レヴェント,シナン)
1983年トルコ共和国生まれ。2017~2019年日本学術振興会の外国人特別研究員PDとして立教大学法学部政治学科に在籍。専門、日本政治外交史。現在、アンカラ大学言語歴史地理学部准教授。東洋大学アジア文化研究所客員研究員(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

同じ著者名で検索した本