内容紹介：世界を考古のロマンへ駆り立てた、トロヤ発見で知られるシュリーマンの自伝ドイツに生まれたシュリーマンは、大学を諦め、雑貨屋などを転々としたのち、商人として成功する。その資金を元手に、トロヤ発掘へ邁進し、遂に大発見へと至った。考古のロマンへ、世界中を駆り立てた名著。
ドイツ北部の町に生まれたシュリーマンは、経済的な理由から大学を諦め、雑貨店や商社などを転々としたのち、商人として大成功をおさめる。その資金を元手に、不屈の精神で遺跡の発掘へと邁進し、ついには通説を塗り替える大発見へと至った。没後まとめられた本書は、人々を考古・歴史のロマンへと導き、今なおその魅力が失われることはない。ドイツ文学者・池内紀の訳で、情熱あふれる男の物語を堪能する。
もくじ情報：第１章　幼い頃、及び商人時代；第２章　イタカ、ペロポネソス、トロヤへの最初の旅；第３章　トロヤ；第４章　ミケネ；第５章　トロヤ　第二次・第三次発掘；第６章　ティリンス；第７章　晩年

シュリーマン，Ｈ．(シュリーマン，Ｈ．)
１８２２‐１８９０。ハインリヒ・シュリーマン。ドイツ出身の実業家、考古学者。トロヤ、ミケネ、ティリンスの発掘調査で知られる