内容紹介：世界の延命と引き換えに消滅したヤヒロと彩葉は、二人きりで絶海の孤島に囚われていた。そのころ日本では消えたはずの魍獣たちが復活。そして出現した七人目の不死者が、彩葉の弟妹たちを狙って動き出す。
冥界門の消滅から三年を経て、崩壊を免れた世界は緩やかな復興を続けていた。世界龍の力を手に入れたヤヒロと彩葉は現在も行方不明のまま。そんな中、ギャルリー・ベリトは、消えたはずの魍獣が再び出現したという情報を入手する。そのころ南国の名もない島に隠れ住み、スローライフを送っていたヤヒロと彩葉のもとに、謎の少女エリが流れ着く。やぜか彩葉を警戒しつつ、ヤヒロの正体と世界の真実を知っているエリ。そんな彼女を襲ってきたのは、魍獣とは異なる新たな怪物“無名天使”だった―！廃墟の街で出会った少年と少女が紡ぐ、新たなる龍と龍殺しの物語、第六巻！