打倒、家父長制。家族、住まい、所有、育児、教育―。古代ギリシャのピタゴラスから現代コロンビアの「家母長制」エコビレッジまでユートピア＝夢物語という捉え方を覆す画期的論考。
もくじ情報：第１章　未踏の知に向けて勇敢に踏みだす；第２章　家庭とは壁のあるところ？；第３章　子どもは社会の公共財；第４章　学校は何を教えるのか；第５章　所有のない世界を想像する；第６章　君をボス猿に喩えようか；第７章　幸せな家庭はどれも似ていなくていい；第８章　スタートレックの未来へ

ゴドシー，クリステン　Ｒ．(ゴドシー，クリステン　Ｒ．)
ペンシルベニア大学教授（ロシア・東欧学学科長）。２０１２年にグッゲンハイム・フェローを獲得。記事や論説は世界２５か国語以上に翻訳され、ニューヨーク・タイムズ、ワシントン・ポスト、ミズ・マガジン、ディセント、フォーリン・アフェアーズなど国内外の多数の紙誌に掲載。東欧の社会主義崩壊と資本主義への移行が社会にもたらした影響を、普通の人びと（とりわけ女性）の暮らしに焦点を当てて研究してきた。これまでに１１冊の著書があり、話題作『あなたのセックスが楽しくないのは資本主義のせいかもしれない』は１５か国語で翻訳出版された