内容紹介：ミステリーの最前線を見逃すな！どれを読んでもハズレなし、珠玉の短編推理小説が詰まった一冊！事件の裏には、何かを隠したい、信じたい、人間の心の「真理」があった……！第７５回日本推理作家協会賞短編部門受賞作、逸木裕「スケジュール・ワルツ」、大山誠一郎「時計や探偵と二律背反のアリバイ」も収録！２０２１年に発表された短編推理小説の中から、プロの読み手たちが熟練の目で選び抜いた８作品を収録。長年の愛好者に向けたコレクションとしても、ミステリーの入門書としてもぴったりの一冊。新鋭からベテランまでキャリアに関係なく、「とにかく面白くて優れた」短編だらけの詰め合わせ！
軽井沢で語られる、ピアノ売りと指揮者の恋の顛末（逸木裕「スケーターズ・ワルツ」）。同日同時刻に起きた二つの事件、浮かび上がった容疑者はなぜか同じ人物で…（大山誠一郎「時計屋探偵と二律背反のアリバイ」）。第７５回日本推理作家協会賞短編部門受賞２作を含む、２０２２年の短編推理小説ベスト８！

逸木　裕(イツキ　ユウ)
１９８０年東京都生まれ。学習院大学法学部卒業。フリーランスのウェブエンジニアとして働く傍ら小説創作に努め、第３６回（２０１６年）横溝正史ミステリ大賞に投じて受賞の栄に浴した『虹を待つ彼女』で念願のデビューを果たす