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講談社文芸文庫
出版社名:講談社
出版年月:2026年8月
ISBN:978-4-06-544487-0
634P 16cm
洪水はわが魂に及び/講談社文芸文庫 おA15
大江健三郎/〔著〕
組合員価格 税込
2,574
円
(通常価格 税込 2,860円)
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内容紹介・もくじなど
内容紹介:1973年に書き下ろし長篇小説として出版され、その年の野間文芸賞受賞作となった『洪水はわが魂に及び』。このとき作者・大江健三郎は三十八歳の若さだった。当時、世界を覆う核兵器の恐怖や環境破壊の進行、連合赤軍事件に代表される過激な左翼思想の行き詰まり……といった、戦後の高度経済成長が陰りを見せるとともに様々な矛盾が露呈しはじめる時代だった。しかし、この『洪水はわが魂に及び』は言うまでもなく、実際に起きた出来事をもとに構想された作品ではない。知的障害を持つ男児・ジンと「核避難所」(シェルター)で隠遁生活を送る男・大木勇魚に「自由航海団」を名乗る若者のグループが近づく。この若者たちはありとあ…(
続く
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内容紹介:1973年に書き下ろし長篇小説として出版され、その年の野間文芸賞受賞作となった『洪水はわが魂に及び』。このとき作者・大江健三郎は三十八歳の若さだった。当時、世界を覆う核兵器の恐怖や環境破壊の進行、連合赤軍事件に代表される過激な左翼思想の行き詰まり……といった、戦後の高度経済成長が陰りを見せるとともに様々な矛盾が露呈しはじめる時代だった。しかし、この『洪水はわが魂に及び』は言うまでもなく、実際に起きた出来事をもとに構想された作品ではない。知的障害を持つ男児・ジンと「核避難所」(シェルター)で隠遁生活を送る男・大木勇魚に「自由航海団」を名乗る若者のグループが近づく。この若者たちはありとあらゆるカタストロフを想定して恐れつつ、一方でそれとともに自分たちも滅ぶことを求めるという、矛盾をはらむ集団行動をつづけている。やがて勇魚は「自由航海団」の若者たちに合流し、とともに「核避難所」に立てこもる。そして、圧倒的なまでに暴力と祈りの入り混じったラストシーンに至る--
核避難所を備えた住宅に知的障害児の息子ジンと二人で暮らす大木勇魚。静謐な生活は、「自由航海団」を名乗る若者グループに破られた。理想を掲げ闘争しつつ自ら破滅に向かおうとする集団に、勇魚とジンは合流する―作家の並外れた想像力により一九六〇年代末から七〇年代初頭に執筆された小説はやすやすと時代を追い抜いていた。二一世紀も四分の一を過ぎた今こそ読まれるべき傑作長篇!野間文芸賞受賞作。
著者プロフィール
大江 健三郎(オオエ ケンザブロウ)
1935・1・31~2023・3・3。小説家。愛媛県生まれ。東京大学文学部卒業。大学在学中の1957年、「奇妙な仕事」が文芸評論家平野謙に高く評価されたことを契機に「死者の奢り」など文芸誌で短篇小説を次々発表する。58年、「飼育」で芥川龍之介賞を受賞。海外での翻訳出版を通じ、小説の方法に自覚的であり日本文学を最先端で牽引する存在として世界的に認知され、94年、ノーベル文学賞受賞。また、戦後民主主義者を自認し、日本国憲法擁護や核兵器廃絶などへの立場は鮮明だった。主な作品に『個人的な体験』(新潮社文学賞)『万延元年のフットボール』(谷崎潤一郎賞)『洪水はわが魂…(
続く
)
大江 健三郎(オオエ ケンザブロウ)
1935・1・31~2023・3・3。小説家。愛媛県生まれ。東京大学文学部卒業。大学在学中の1957年、「奇妙な仕事」が文芸評論家平野謙に高く評価されたことを契機に「死者の奢り」など文芸誌で短篇小説を次々発表する。58年、「飼育」で芥川龍之介賞を受賞。海外での翻訳出版を通じ、小説の方法に自覚的であり日本文学を最先端で牽引する存在として世界的に認知され、94年、ノーベル文学賞受賞。また、戦後民主主義者を自認し、日本国憲法擁護や核兵器廃絶などへの立場は鮮明だった。主な作品に『個人的な体験』(新潮社文学賞)『万延元年のフットボール』(谷崎潤一郎賞)『洪水はわが魂に及び』(野間文芸賞)『「雨の木」を聴く女たち』(読売文学賞・小説賞)『新しい人よ眼ざめよ』(大佛次郎賞)『人生の親戚』(伊藤整文学賞)などがある。2026年、未発表小説2篇が発見・公表され、話題となった(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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核避難所を備えた住宅に知的障害児の息子ジンと二人で暮らす大木勇魚。静謐な生活は、「自由航海団」を名乗る若者グループに破られた。理想を掲げ闘争しつつ自ら破滅に向かおうとする集団に、勇魚とジンは合流する―作家の並外れた想像力により一九六〇年代末から七〇年代初頭に執筆された小説はやすやすと時代を追い抜いていた。二一世紀も四分の一を過ぎた今こそ読まれるべき傑作長篇!野間文芸賞受賞作。