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出版社名:みすず書房
出版年月:2026年10月
ISBN:978-4-622-09878-2
272P 20cm
右派と対話する ドイツ発、もう少しましに〈争う〉ための試み
パー・レオ/著 マクシミリアン・シュタインバイス/著 ダニエル=パスカル・ツォルン/著 小野寺拓也/訳 西山暁義/訳
 
組合員価格 税込 3,564円
(通常価格 税込 3,960円)
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内容紹介・もくじなど
ドイツに極右政党が台頭して久しい。それが警戒されるのはナチ極右政権の過去があるためで、ナチの否定は戦後ドイツ民主主義の礎となっている。国家や郷土を重視する右派思想は自民族中心主義に流れることがあり、その極北がナチの人種政策であり、ユダヤ人大量虐殺だった。このような歴史を踏まえつつ、本書の右派概念は独自だ。右派とはある種の思想だけを指すのではなく、著者が「言語ゲーム」と呼ぶものを行なう人びとを指す。たとえば、誰かが「ナチスは良いこともした」「女は家庭に戻れ」「外国人は出て行け」と主張するだけでも、言語ゲームは起動する。それを聞いた人が激怒して糾弾すると、責められた側は「言論を弾圧された」という、…(続く)
ドイツに極右政党が台頭して久しい。それが警戒されるのはナチ極右政権の過去があるためで、ナチの否定は戦後ドイツ民主主義の礎となっている。国家や郷土を重視する右派思想は自民族中心主義に流れることがあり、その極北がナチの人種政策であり、ユダヤ人大量虐殺だった。このような歴史を踏まえつつ、本書の右派概念は独自だ。右派とはある種の思想だけを指すのではなく、著者が「言語ゲーム」と呼ぶものを行なう人びとを指す。たとえば、誰かが「ナチスは良いこともした」「女は家庭に戻れ」「外国人は出て行け」と主張するだけでも、言語ゲームは起動する。それを聞いた人が激怒して糾弾すると、責められた側は「言論を弾圧された」という、ある意味最強の被害者ポジションを手に入れ、そこに籠城する。右派が抱く問題意識は、移民問題もEUの是非も、それ自体はまっとうな論題になりうる。右派と左派は意見を戦わせばいい。ただし、ゲームが仕掛けられ、その挑発に易々と乗っていては、対話は難しい。提言は「25の黄金律」(著者からのお願い。ここだけスマホで撮って済ませないで!)に集約されている。よりましな〈争い〉への触発は、ときに文学的、ときに憲法講義的で、カラフルな語りの細部に宿る。ドイツで2017年に刊行されるや大議論を呼んだベストセラー。邦訳版は、反響を総括する章を加えた2025年の新版に基づく。
もくじ情報:一七八八年もしくは嵐の前の静けさ 手引きのための導入;A 力への意志 なぜ右派と対話するのか?;B 批判と自己批判 右派は私たちとどのように対話するのか?;C 冒険心 右派とどのように対話するのか?;D 二歩前進、一歩後退 右派と何について対話するのか?;パーリー(敵同士の対話) 別の言語ゲームの提案;疾走する現在の鼓動に触れて 二〇一七年から二四年にかけての、右派の言語ゲームのシフトについて;ロールプレイを揺さぶる;君が右派であることは問題じゃない。問題なのは、君が右派であるそのありようだ 『シュピーゲル』誌フラウケ・ベーガーとのインタビュー
著者プロフィール
レオ,パー(レオ,パー)
1972年生まれ。歴史研究者、作家。2009年にドイツにおける反ユダヤ主義の歴史の研究によりベルリン・フンボルト大学で博士号取得。2014年発表の小説『洪水と土地』でライプツィヒ・ブックフェア賞候補
レオ,パー(レオ,パー)
1972年生まれ。歴史研究者、作家。2009年にドイツにおける反ユダヤ主義の歴史の研究によりベルリン・フンボルト大学で博士号取得。2014年発表の小説『洪水と土地』でライプツィヒ・ブックフェア賞候補