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出版社名:みすず書房
出版年月:2006年4月
ISBN:978-4-622-07212-6
332P 20cm
家畜/lettres
フランシス・キング/〔著〕 横島昇/訳
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内容紹介・もくじなど
英国の作家でゲイのトムソンはイタリア人哲学者アントニオに一目惚れし、彼を自宅に下宿させる。しかし、この美男で妻子もちの元プロサッカー選手は女好きで、若いパムを恋人にする。かくして、この三人をめぐる絶望と苦いユーモアに満ちた恋愛劇が幕を開ける。自らの情念に忠実なトムソンと一見自由奔放なアントニオ、また遅疑逡巡するパム―緻密に構成されたドラマは最後のどんでん返しでクライマックスを迎える。ここに至って、この小説は単なるゲイの悲恋を超えた、優れた芸術家小説となって立ち現われる。現代英文学を代表する長老作家の傑作。
英国の作家でゲイのトムソンはイタリア人哲学者アントニオに一目惚れし、彼を自宅に下宿させる。しかし、この美男で妻子もちの元プロサッカー選手は女好きで、若いパムを恋人にする。かくして、この三人をめぐる絶望と苦いユーモアに満ちた恋愛劇が幕を開ける。自らの情念に忠実なトムソンと一見自由奔放なアントニオ、また遅疑逡巡するパム―緻密に構成されたドラマは最後のどんでん返しでクライマックスを迎える。ここに至って、この小説は単なるゲイの悲恋を超えた、優れた芸術家小説となって立ち現われる。現代英文学を代表する長老作家の傑作。
著者プロフィール
キング,フランシス(キング,フランシス)
1923年スイス生まれ。幼年時代を父親の勤務地インドで過ごす。オクスフォード大学で古典学を専攻。学生時代『暗い塔へ』で文壇デビュー。1949年よりブリティッシュ・カウンシルに入り、イタリア、ギリシア、エジプト、フィンランドに赴任。行く先々の国を舞台に小説を発表する。1959年より63年までブリティッシュ・カウンシル京都代表として日本に滞在。日本勤務を最後にブリティッシュ・カウンシルを去り、帰英して文筆に専念する。代表作に、1951年『隔てる川』(サマセット・モーム賞)、1964年『日本の雨傘』(キャサリン・マンスフィールド短編賞)、1983年『闇の行為…(続く
キング,フランシス(キング,フランシス)
1923年スイス生まれ。幼年時代を父親の勤務地インドで過ごす。オクスフォード大学で古典学を専攻。学生時代『暗い塔へ』で文壇デビュー。1949年よりブリティッシュ・カウンシルに入り、イタリア、ギリシア、エジプト、フィンランドに赴任。行く先々の国を舞台に小説を発表する。1959年より63年までブリティッシュ・カウンシル京都代表として日本に滞在。日本勤務を最後にブリティッシュ・カウンシルを去り、帰英して文筆に専念する。代表作に、1951年『隔てる川』(サマセット・モーム賞)、1964年『日本の雨傘』(キャサリン・マンスフィールド短編賞)、1983年『闇の行為』(「ヨークシア・ポスト」紙小説部門年間最優秀賞)などがある。1978年から85年まで英国ペンクラブ会長、翌86年から89年まで国際ペン会長を務める。長年に亙るその優れた業績により、1985年、英国王室よりコマンダー勲章(the C.B.E.)を、また2000年に英国ペンクラブより金ペン賞を授与される