「音楽こそ僕のエクスタシーなんだ」。13歳で音楽会に衝撃的なデビューを果たし、＜ゴルトベルク変奏曲＞で世界を魅了しながら、32歳で「コンサートは死んだ」と宣言して演奏会活動から引退、スタジオにこもった20世紀最大のピアニスト。謎と疑問に包まれた天才の生涯を、膨大な資料と関係者へのインタビューを駆使して克明に綴る決定版！

１３歳で音楽界に衝撃的なデビューを果たし、『ゴルトベルク変奏曲』で世界を魅了しながら、３２歳で「コンサートは死んだ」と宣言して演奏会活動から引退し、スタジオに閉じこもった２０世紀最大のピアニスト。謎と疑問につつまれた天才の生涯を、厖大な資料と関係者へのインタヴューを駆使して気鋭のジャーナリストが克明に綴るグレン・グールド評伝の決定版。コンサート記録や最新のディスコグラフィを完全網羅。
もくじ情報：遺産；神童；『ゴルトベルク変奏曲』；演奏会活動の日々；引退；新しい生活；古典派のレコード；作曲家；「北の理念」；テレビ・スター；ロマン派のレコード；映画；指揮者；私生活；最期

フリードリック，オットー(フリードリック，オットー)
１９２９年ボストン生まれ。ハーヴァード大学で歴史学を専攻。ジャーナリスト。『ディリー・ニュース』、『ニューズウィーク』、『サタデー・イヴニング・ポスト』等を経て、７１年から９２年まで『タイム』誌のスタッフ・ライター、編集主幹。１９９５年没