戯曲・詩・エッセイなど、ブレヒトの77作品から名句・警句をテーマ別に編んだ、初のアンソロジー。愛、アンビバレンツ、占い、英雄もしくは勇気、懐疑／誤謬、金銭、残酷さ／やさしさ、政治、戦争、闘争、忘却、ポルノグラフィー、物語、有用性など25項目。

「三文オペラ」や「コイナさん談義」はじめ、ブレヒトの７７作品から名句・警句をテーマ別に編む。“愛”“アンビバレンツ”から“有用性”“理性”まで全２４項目。
もくじ情報：愛；アンビバレンツ；引用；占い；英雄もしくは勇気；演技；懐疑／誤謬；金銭；煙；残酷さ／やさしさ〔ほか〕

ブレヒト，ベルトルト(ブレヒト，ベルトルト)
１８９８‐１９５６。劇作家・詩人。ドイツのアウクスブルク生まれ。ミュンヘン大学在学中に召集されて兵役に就く。戯曲「夜うつ太鼓」で１９２２年にクライスト賞を受け、新進劇作家として注目され、詩人としても有名になる。１９２０年代後半から社会主義を学習し、叙事的演劇を提唱。「三文オペラ」（１９２８）の成功で国際的な名声を得る。１９３３年亡命。デンマーク、北欧を経てアメリカに亡命、「肝っ玉おっ母とその子供たち」「ガリレイの生涯」などを執筆。戦後帰国、東ドイツでベルリーナー・アンサンブルを根拠に新しい演劇論を舞台に実現しようとするが、志なかばで５８歳で没する