仏、気鋭の哲学者トレスモンタンが宇宙・生命・思考の窮極の根源に迫るもうひとつの形而上学。

宇宙を、生命を、かくあらしめたのは“何者”か？アリストテレス、ベルクソン、テイヤールに連なるフランスの巨星が、宇宙物理学、基礎生物学の知見をもとに“宇宙・生命・思考”の究極の根拠に迫る、新たな時代の新たな形而上学。
もくじ情報：第１段階　宇宙の概観（出発点；存在の問題；宇宙の実在を過小評価しようとする形而上学　ほか）；第２段階　生命の出現（プロセスの歴史を記述しただけではすまない；“偶然”論の試み；“自然法則”　ほか）；第３段階　生物学的進化（複雑化と頭化；再び“偶然”論の試みについて；小（少）から大（多）への移行　ほか）

トレスモンタン，クロード(トレスモンタン，クロード)
１９２５年パリに生まれ、１９９７年に没した。パリ第四大学（ソルボンヌ）で哲学、パリ高等研究所でヘブライ語、聖書釈義、パリ大学で物理学、化学、生物学をそれぞれ専攻。国立科学研究所研究員、パリ第四大学哲学科教授などを勤めた