内容紹介：歴史的発展を辿りながら，数学の論理的構造を興味深く語り，難解といわれる数学基礎論を平易に展開する。〔内容〕推論と証明／証明と完全性／計算可能性／不完全性定理／公理的集合論／独立性／有限体／計算量／有限から無限へ／その他
もくじ情報：１　数学の小史（記号の博物誌；数と論理の小史；複雑さと計算量）；２　古典述語論理（項と論理式；推論と証明；モデルと正しさ；証明と完全性）；３　数と論理の話（自然数の体系；原始帰納的関数；計算可能性；不完全性定理）；４　集合論の話（公理的集合論；順序数；選択公理の周辺；独立性の話）；５　有限の話（有限体；楕円曲線と有限体；計算量の話；有限から無限へ）

難波　完爾(ナンバ　カンジ)
１９３９年岡山県に生まれる。１９６４年東京教育大学大学院理学研究科数学専攻修了。現在、弘前大学教育学部教授・東京大学名誉教授、理学博士（本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです）