本書ではこれまで明らかにされてきた荷重時の膝のメカニズムを解説するとともに、特に日本人に多いとされる内反膝に着目して、どのような方法で荷重することが望ましいのかを示唆する。
もくじ情報：第１章　荷重時の膝のメカニズム（荷重時の下肢運動連鎖；下肢の主要な筋の解剖と役割；膝関節の運動と荷重軸；荷重時の膝関節安定化メカニズム；膝関節のアライメント異常による安定化メカニズムの破綻）；第２章　下肢トレーニング（下肢のトレーニング；競技力向上のための下肢ＣＫＣトレーニングの実際）；第３章　内反膝とＣＫＣトレーニング（ＣＫＣトレーニングによる傷害；荷重時の内反膝と下肢筋硬度の関係；荷重時の内反膝と下肢筋筋電図の関係；膝アライメントの違いと下肢筋横断面積；内反膝と荷重時のＦＴＡの関係）

曽我部　晋哉(ソガベ　アキトシ)
１９７２年生まれ。博士（スポーツ医学）。日本体育協会公認アスレティック・トレーナー。最終学歴：筑波大学大学院博士課程人間総合科学研究科スポーツ医学専攻修了。主な研究歴：２００４年甲南大学スポーツ・健康科学教育研究センター・助手、２００５年～甲南大学スポーツ・健康科学教育研究センター講師。所属学会：日本臨床スポーツ医学会、日本体力医学会、アメリカスポーツ医学会、ヨーロッパスポーツ科学学会、日本バイオメカニクス学会、バイオメカニクス学会、など。主な社会活動：２００２年～日本オリンピック委員会強化スタッフ、２００２年～全日本柔道連盟強化委員科学研究部員、２００５年～全日本柔道連盟女子オリンピック代表チーム・ストレングス担当（本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです）