内容紹介：写真350点。骨髄検体の扱い方や染色方法、WHO分類に基づいた疾患の新しい概念から日常の診断で役立つポイントまでわかりやすく記述。特に骨髄異形成症候群（MDS）に関しては、その領域のエキスパートが執筆。さらに全国の骨髄病理に造詣の深い病理医が代表的なMDSの症例を詳細に解説。
もくじ情報：骨髄の構造と機能―病理診断のために；骨髄吸引と生検の適応と方法；骨髄のフローサイトメトリー；骨髄組織標本の特殊染色；骨髄組織標本の免疫染色；遺伝子診断―造血器腫瘍を中心に；骨髄組織標本の見方（１）―非腫瘍性疾患；骨髄組織標本の見方（２）―腫瘍性疾患；骨髄塗抹標本と骨髄クロット・生検標本の比較；臨床医による貧血の鑑別診断；白血球系疾患；血小板系疾患；悪性リンパ腫の骨髄浸潤の評価；形質細胞腫瘍の診断；組織球系疾患の病理診断

定平　吉都(サダヒラ　ヨシト)
岡山県生まれ。１９８１年岡山大学医学部卒業。岡山大学医学部助手、川崎医科大学講師、Ｕｎｉｖｅｒｓｉｔｙ　ｏｆ　Ｗａｓｈｉｎｇｔｏｎ研究員を経て、２００２年より川崎医科大学病理学教授。現在、骨髄病理研究会代表幹事、日本病理学会評議員、日本血液学会代議員、日本リンパ網内系学会評議員を務める（本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです）