内容紹介：現代企業の戦略、技術、組織を、競争優位の源泉とされる組織能力や経営資源の視点から、個別事例研究を通じてアプローチする。
もくじ情報：チャンドラーの能力ベースの企業史観；戦略マネジメント論研究の今日的展開の基礎；わが国自動車産業の部品調達に見るアーキテクチャ選択の戦略性；車載電子制御システム市場の競争環境―ハーフィンダル指数による分析；三星電子の技術形成；技術経営における研究開発の今後のあり方と課題；ＶＴＲ産業の技術革新―１９７７‐１９８４年における日本ＶＴＲ企業の漸進的イノベーション；ソリューション・ビジネスの編成原理―「疎結合」をめぐって；社員駆動型企業成長―航空会社に見るマネジメント・エッセンス；組織学習における情報共有―電子コミュニケーションを利用した情報共有の分析；組織間関係論における個人―制度化パースペクティヴの考察；わが国コンテンツ産業における企業の組織の捉え方

橋本　輝彦(ハシモト　テルヒコ)
１９４４年神奈川県生まれ。１９６６年東北大学経済学部卒業。１９７１年東北大学大学院経済学研究科単位修得修了。１９７３年東北大学経済学部助手を経て立命館大学経営学部助教授。１９７４年経済学博士（東北大学）。１９８４年立命館大学経営学部教授