目下のところ、父親に勘当を言い渡され貧窮中のスチュアート。この窮状から脱出するには裕福な女性を妻に迎えるしか手立てはない！すると幸運なことに、お金持ちの令嬢が彼に一目ぼれ。大切な母の指輪を令嬢に渡し、求婚したスチュアートだったが、令嬢の叔母で後見人のシャーロットは彼の魂胆を見抜いて大反対。彼女は姪を守るため、大胆な手段に出た。それをきっかけに、スチュアートはすっかりシャーロットに魅了されてしまう。令嬢との結婚をやめると決意した彼は、母の指輪を取り戻すために仕方なくシャーロットと令嬢が住む屋敷に忍びこむが、そこで彼を待ち受けていたのは…とんでもない出会いをしてしまった２人は、これからいったい！？情熱的な恋模様を鮮やかに描く、期待の新人の日本デビュー作。

リンデン，キャロライン(リンデン，キャロライン)
ハーヴァード大学数学科卒業後、学生時代から交際していた大学院の先輩と結婚。プログラマーとして働いた後、ロマンス小説作家に。夫、子供たちとともにニューイングランドに在住。ほぼ年一作のペースで作品を執筆中。デビュー作は『子爵が結婚する条件』（２００５年）（本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです）