内容紹介：不登校とは「こころの問題」，「怠け」などではない．小児慢性疲労症候群として理解すべきもので，中枢神経機能を中心とした“疲労病態”である．本書では“病態”としての不登校状態について，専門的な医療のかかわりの重要性を明らかにした．また，“眠育”という予防的観点からも不登校を解説する．小児科医，小児神経科医等に是非お読みいただきたい．『学校過労死』（1994，診断と治療社）に続く待望の一冊！
もくじ情報：１章　不登校への医学的アプローチ；２章　不登校状態における臨床症状；３章　臨床的検査からのアプローチ―不登校状態にある人に対する臨床的検査；４章　臨床心理学的アプローチ；５章　治療の目標と実際；６章　症例からみたライフステージごとの治療と支援；７章　症例からみた不登校と現代；８章　予防と早期対策―眠育の重要性；９章　不登校に対する医療以外の支援；１０章　家族の病理と不登校状態とのかかわり

三池　輝久(ミイケ　テルヒサ)
兵庫県立総合リハビリテーションセンターリハビリテーション中央病院子どもの睡眠と発達医療センターセンター長（本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです）