クシシュトフ・キェシロフスキは『トリコロール』三部作の『青の愛』『白の愛』『赤の愛』で商業的にも芸術的にも成功を収め、世界で最も著名な映画人のひとりである。本書は、その作品の主題的・形式的・道徳的な関連を分析し、キェシロフスキの経歴の仔細な全体像を提示している。
もくじ情報：第１章　私生活、学生時代の短編作品、ドキュメンタリー映画；第２章　劇映画初期作品；第３章　偶然と死；第４章　『デカローグ』―死ぬべき運命に関する十の短編；第５章　『ふたりのベロニカ』；第６章　『トリコロール／青の愛』；第７章　『トリコロール／白の愛』；第８章　『トリコロール／赤の愛』；エピローグ；補遺

インスドーフ，アネット(インスドーフ，アネット)
パリ生まれ。ニューヨークに移住し、クイーンズ・カレッジ（ＣＵＮＹ）卒。イェール大学大学院修了（Ｐｈ．Ｄ．）。現在、コロンビア大学大学院教授