ケベック大学哲学科教授である著者が、グールドに関する数多くの文献や資料をもとに独自の視点から見つめなおしたエッセイ。

グレン・グールドの音楽と“生の形式”を考察する。グールドに捧げるパルティータ。
もくじ情報：前奏　序曲―パルティータ第一番変ロ長調；１　トッカータ　芸術と生の形式―パルティータ第六番ホ短調；２　アルマンド　天才という矛盾―パルティータ第二番ハ短調；３　クーラント　グールドの手　グレンの身体―パルティータ第三番イ短調；４　エールとサラバンド　読書　執筆　夢想―パルティータ第六番ホ短調；５　シンフォニア　孤独の必然―パルティータ第二番ハ短調；６　スケルツォ　音楽と生の形式―パルティータ第三番イ短調；７　ジーグ　路上　湖畔　森の中―パルティータ第六番ホ短調

ルルー，ジョルジュ(ルルー，ジョルジュ)
ケベック大学（カナダ、モントリオール）哲学科教授。ケベック文学アカデミー会員