８世紀イラクのイスラーム国際法の文シャイバーニーの国際法スィヤルの実像がわが国に甦える。

もくじ情報：原訳者による序説（イスラーム法と国際法；イスラーム国際法の理論；シャイバーニーの生涯と著作；シャイバーニーとイスラーム国際法；シャイバーニー後のスィヤルの概念の変化；スィヤルの正文）；翻訳　シャイバーニーのスィヤル（「戦闘行為に関する伝承」；敵の領域における軍隊の軍事行動について；「戦利品について」；「イスラームの領域（ダール＝ル＝イスラーム）と戦争の領域（ダール＝ル＝ハルブ）との相互関係について」；「平和条約について」；「アマーン（安全通行証）について」；「棄教について」；「離反と強盗」；キターブッ＝スィヤルへの補遺；ハラージュの書（徴税の書）；ダーウード・ブン・ルシャイドによるスシュル（十分の一税）の書）；解説に代えて―ヨーロッパ公法としての国際法とイスラーム国際法

眞田　芳憲(サナダ　ヨシアキ)
１９３７年新潟県に生まれる。１９５９年中央大学法学部卒業。現在、中央大学名誉教授、政法大学比較法研究所（中華人民共和国）客員教授。専攻、ローマ法、比較法学、比較法史学、イスラーム法（本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです）