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出版社名:ゆまに書房
出版年月:2015年2月
ISBN:978-4-8433-3788-2
757P 22cm
田村俊子全集 第7巻 復刻/大正5年7月~12月
田村俊子/〔著〕 黒澤亜里子/監修 長谷川啓/監修
組合員価格 税込 19,855
(通常価格 税込 20,900円)
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内容紹介・もくじなど
内容紹介:大正期を代表する女性作家の全貌。待望の初出復刻版全集。全作品を網羅。大正期を代表する女性作家である田村俊子(1884-1945)の作品を初出復刻の形で集成する。大正期の一流行作家という認識を覆した、『田村俊子作品集』(全3巻、オリジン出版センター、1987-88)の刊行以来、その評価は高まるばかりである。田村俊子について語ることは、近代女性作家研究のスタンダードであると言っても過言ではないだろう。田村俊子がそこまでのメインストリームとなったのは何故だろうか-それは女性の持つ可能性をどこまでも体現しようとした存在だからではないだろうか-作家であり、女優であり、ジャーナリストであり、自分…(続く
内容紹介:大正期を代表する女性作家の全貌。待望の初出復刻版全集。全作品を網羅。大正期を代表する女性作家である田村俊子(1884-1945)の作品を初出復刻の形で集成する。大正期の一流行作家という認識を覆した、『田村俊子作品集』(全3巻、オリジン出版センター、1987-88)の刊行以来、その評価は高まるばかりである。田村俊子について語ることは、近代女性作家研究のスタンダードであると言っても過言ではないだろう。田村俊子がそこまでのメインストリームとなったのは何故だろうか-それは女性の持つ可能性をどこまでも体現しようとした存在だからではないだろうか-作家であり、女優であり、ジャーナリストであり、自分を偽ることのない恋愛観を持ち、海外への開かれた眼を持ち、当時の女性たちへの啓蒙を活発に行い……このように、田村俊子はどこまでも魅力に満ちた存在なのである。しかし、作家としての全盛期である大正前期に発表した『暗い空』『二たつの生』『女優』などの長編をはじめ、多くの短編が刊本に未収録のままであり、加えて、露伴門下の佐藤露英時代の初期作品や、カナダ時代および帰国した後の昭和期の作品は、ごくわずかの例外を除き、いまだまとまった形で刊行されたことがなかった。前述の作品集や、生前に刊行された単行本を集めても、彼女が発表した作品の三割弱に過ぎない。本企画は、それらの新出資料を含む全作品を調査収集し、編年体・初出復刻の形態で刊行する初の全集となる。今回も、かつてオリジン出版センターの『田村俊子作品集』の編者を務めた、長谷川啓、黒澤亜里子の両氏が監修者として各巻の編集・解題を担当する。また別巻として、田村俊子の論集を新たに編み刊行する。現在までの研究成果の多くがそこに反映されることとなるであろう。大正文壇最大の女性作家・田村俊子。その作品の全貌が明らかになる初の全集を、初出復刻の形式で刊行。
もくじ情報:「京都奈良印象記」『中央公論』(第31年第7号)大正5年7月1日;「藤いろ」『娯楽世界』(第4年第7号)大正5年7月1日;「いつまで」『婦人公論』(第1年第7号)大正5年7月1日;「不安」『文章世界』(第11巻第7号)大正5年7月1日;「二たつの生」『読売新聞』(第14089号~第14229号)大正5年7月7日~11月24日;「河合の研究」『演藝画報』(第3年第8号)大正5年8月1日;「嫉妬を超越せよ」『女の世界』(第2巻第9号)大正5年8月1日;「女優」『女学世界』(第16巻第9号~第13号)大正5年8月1日、9月1日、10月1日、11月1日、12月1日;「面白い大阪の女と懐しい京都の女」『婦人公論』(第1年第8号)大正5年8月1日;「薄光」『新家庭』(第1巻第7号)大正5年9月1日〔ほか〕

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