月下の領域の諸現象を取り上げる『気象論』。宇宙を考察する偽作『宇宙について』。イスラーム圏、西欧中世に影響を与えた重要著作。

内容紹介：西洋政治思想の源流・アリストテレスの原像を浮かび上がらせる全集。第６巻は複雑な変化を示す月下の領域の諸現象を取り上げる「気象論」、神的秩序をもった存在としての宇宙を考察した「宇宙について」を収める。
もくじ情報：気象論（序論；予備的考察；大気上層域において現れる流れ星および関連現象；大気上層域において現れる髪の毛星“彗性”について　ほか）；宇宙について（哲学への賞賛とアレクサンドロスへの要請；天における現象の記述；水と土の領域における静的現象の記述；月下の領域における動的現象の記述　ほか）