内容紹介：ベトナム少数民族地域と沖縄は国民国家への「包摂」と「排除」をめぐる緊張関係を強いられ、今日も教育格差の問題を抱えている。日本とベトナムで共同授業研究を積み重ねてきた歩みを報告し、その成果と問題点を明らかにする。教育格差をこえる日本・ベトナム共同授業研究の歩み　村上呂里著．　第１回共同授業研究会　Ｄａｎｇ　Ｔｈｉ　Ｔｈａｏ述　Ｄｉｎｈ　Ｔｈｉ　Ｍｉｎｈ　Ｈｏａ述　善元幸夫述　那須泉訳．　第２回共同授業研究会　西岡尚也述　善元幸夫述　那須泉訳　村上呂里著．　集中講義とワークショップ．　１　岩木桃子述　善元幸夫述　那須泉著　村上呂里著　善元幸夫著．　集中講義とワークショップ．　２　西岡尚也著　村上呂里著．　タイグェン師範大学学生による研究授業とワークショップ　ファン・ティ・トゥイ述　ブイ・ハーイ・メン述　コウサ
もくじ情報：序章　教育格差をこえる日本ベトナム共同授業研究の歩み―ベトナム教育改革を背景として；第１章　第１回共同授業研究会（２００９年１２月２７日、クックドゥオン小学校にて）；第２章　第２回共同授業研究会（２０１０年９月８日、クックドゥオン小学校にて）；第３章　集中講義とワークショップ（１）（２０１２年９月１８日、タイグェン師範大学にて）；第４章　集中講義とワークショップ（２）（２０１２年９月２０日、タイグェン師範大学にて）；第５章　タイグェン師範大学大学生による研究授業とワークショップ（２０１２年１２月１４日、トゥオンヌン小学校にて）；第６章　ベトナム側はこの試みをどう受けとめたか；第７章　マイノリティの尊厳から考える教育課題―ベトナムと沖縄の交流の意義；終章　共同授業研究の成果と課題

村上　呂里(ムラカミ　ロリ)
琉球大学教授。教育学博士（本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです）