判例からわかる遺言作成・執行の実務書。近時、弁護士法律専門家への相談案件が増加し、静かなブームともいえる遺言。その作成から執行までの流れと、遺留分・遺言無効確認訴訟までを丁寧に解説。随所に実務上のアドバイスを盛り込み、遺言のノウハウを提供する。判例を豊富に掲載してそのポイントを指摘するとともに、書式も多彩に示した、実務家のニーズに応える一冊。改訂にあたり、平成２７年施行の改正相続税法に基づく「遺言と税務」解説を追加。また最新判例も新たに掲載した。
もくじ情報：第１部　遺言書の作成（遺言の内容と方式の決定；遺言作成上の留意点（１）―形式面；遺言作成上の留意点（２）―遺言能力）；第２部　遺言の検討（遺言の効力判定；遺言の解釈・遺言の撤回；遺言の撤回）；第３部　遺言の執行（遺言執行者の就職；遺言執行の準備；執行各論；地位の喪失とその後の手続）；第４部　遺留分（遺留分の基礎知識；遺留分減殺請求の手続）；論考　遺言無効確認訴訟をめぐる考察