実際の流れを例として，水理学を構成する基本的な考え方を視覚的・直感的にわかりやすく説明し，全体をイメージしながら学べるものとした。水理学に馴染んでもらうためのコラムも多く設け，章末には充実した演習問題を掲載した。

もくじ情報：基礎編（水理学を学ぶ目的―水理学の対象を理解する；流れの基礎理論―水理学を構成する理論体系をイメージ化する；静止流体の力学―流れの基礎式の応用として静水力学の原理を理解する；基本的な流れの解析法―流れの基礎的な解き方を理解する）；応用編（粘性流体の運動―実際の流体における性質を理解する；管路の定常流―管路流れの性質と解析法を理解する；開水路の定常流―水路や河川での流れの解析法を理解する）；付録（次元解析；水理学で必要となる数学）

篠田　成郎(シノダ　セイロウ)
１９８２年岐阜大学工学部土木工学科卒業。１９８４年岐阜大学大学院工学研究科修士課程修了（土木工学専攻）。１９８６年京都大学大学院工学研究科博士後期課程中退（土木工学専攻）。岐阜大学助手。１９９３年博士（工学）（京都大学）。１９９４年岐阜大学助教授。１９９５年米国コーネル大学客員研究員。２００３年岐阜大学教授