生涯、人間の生き方を問い続けた哲人が若き友に説いた人生論講話。
もくじ情報：地上最大の奇蹟；人生二度なし；人生の意義；人間の一生；生命の生誕；立志以前；基礎づくりの時期；活躍期；人生の結実期；人生の晩年；死と永生について；三つの根本欲―色と名と金と；幸福と不幸；逆境に処する態度；人生に於ける一日の意義

森　信三(モリ　シンゾウ)
明治２９年９月２３日、愛知県知多郡武豊町に端山家の三男として生誕。３歳の時、半田市岩滑町の森家に養子として入籍。半田小学校高等科を経て名古屋第一師範に入学。その後、小学校教師を経て、広島高等師範に入学。後に京都大学哲学科に進学し、西田幾多郎先生の教えに学ぶ。大学院を経て、天王寺師範の専任教諭になり、師範本科生の修身科を担当。後に旧満州の建国大学教授として赴任。５０歳で敗戦。九死に一生を得て翌年帰国。幾多の辛酸を経て、５８歳で神戸大学教育学部教授に就任し、６５歳まで務めた。平成４年１１月２１日、９７歳で逝去（本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです）