「ゆりかごから墓場まで」の福祉先進国から「社会なし」「代わりの道なし」の新自由主義先進国へ。１９１０年以来１世紀、ピケティのＵ字曲線上を「人びと」はどう生きてきたか。「自分たちの置かれた状況にいかに適応し、抵抗し、またいかにその状況を変えていったのか」。等身大の名もなき労働者群像が織りなすイギリス現代史。第２版後記「わたしたちの現状２０１１‐２０１５」収録。
もくじ情報：１　召使いたち　１９１０‐１９３９（階下からの反抗；ショートヘアの叛逆者たち；内なる敵　ほか）；２　人びと　１９３９‐１９６８（人びとの戦争；ロイド・ジョージに頼って；新しきエルサレム　ほか）；３　奪われし人びと　１９６６‐２０１０（新しいイギリス；混乱と抗争；カッスルフォードへの帰還　ほか）；後記　わたしたちの現状　２０１１‐２０１５

トッド，セリーナ(トッド，セリーナ)
１９７５年生まれ。ニューカッスル・アポン・タインで育つ。ウォリック大学卒業後、サセックス大学大学院で博士号取得。オックスフォード大学教授（現代史）、セント・ヒルダ・コレッジ特別研究員