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出版社名:講談社
出版年月:2016年12月
ISBN:978-4-06-288405-1
288P 18cm
織田信長の城/講談社現代新書 2405
加藤理文/著
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小牧山城、岐阜城、安土城―― のちに天皇に対し、改元と譲位を要求した織田信長が、「権力の象徴」に込めていた政治的意図とは!? 南蛮マントを羽織り、颯爽と佇む高貴な美男。風貌は、長身で痩せ形、色白で面長、薄い髭と甲高い声―。これがほぼ一般に定着している 戦国の覇王・織田信長のイメージではないだろうか。実際、NHK大河ドラマ、映画等映像で描かれる信長は、ほぼこのイメージを踏襲している。この信長像を創り上げたのは、長興寺や神戸市立博物館に残る肖像画、宣教師ルイス・フロイスのこと細かな描写からであった。戦国の世を統一に導いただけでなく、巨大な水堀に囲まれ、あたりを睥睨するかのように聳え立つ天守のある城…(続く
小牧山城、岐阜城、安土城―― のちに天皇に対し、改元と譲位を要求した織田信長が、「権力の象徴」に込めていた政治的意図とは!? 南蛮マントを羽織り、颯爽と佇む高貴な美男。風貌は、長身で痩せ形、色白で面長、薄い髭と甲高い声―。これがほぼ一般に定着している 戦国の覇王・織田信長のイメージではないだろうか。実際、NHK大河ドラマ、映画等映像で描かれる信長は、ほぼこのイメージを踏襲している。この信長像を創り上げたのは、長興寺や神戸市立博物館に残る肖像画、宣教師ルイス・フロイスのこと細かな描写からであった。戦国の世を統一に導いただけでなく、巨大な水堀に囲まれ、あたりを睥睨するかのように聳え立つ天守のある城のイメージを 造り上げたのもまた、信長であった。従来、安土城こそが近世城郭の嚆矢で、以後の城郭建築の礎と考えられてきた。だが、近年の発掘調査の進展や城郭研究の深化によって、信長はすでに永禄六年(一五六三)の小牧山築城段階から、城の革命に乗り出そうとしていたことが明らかになってきた。本書は、現段階で判明する、小牧山城、岐阜城、安土城の姿を、文献史料や最新の発掘調査資料等から検討し、確実な部分と不明確な箇所を再確認し、その真実の姿を明らかにしようとするものである。小牧山城から始まる新たな城づくりによって 信長は何を城に求め、城をどう変化させたのか。統一政権樹立に向けて、城をどう利用しようとしたのか。金箔瓦の使用や天守建築の規制・許認可を含む、信長の城郭政策の具体的内容に踏み込むことによって、戦国の覇王がめざした城づくりのすべてを解き明かす。【本書のおもな内容】 序章 尾張統一以前の城 第1章 守護所・清須への入城 第2章 すべては小牧山城から始まった 第3章 政治機能を拡充させた岐阜城 第4章 畿内掌握のために築かれた城 第5章 統一のテーマパーク安土城 第6章 信長の城郭政策 終章 信長による統一政権の姿
内容紹介・もくじなど
小牧山城・岐阜城・安土城―信長が「権力の象徴」に込めた政治的意図を解き明かす。天守構築や金箔瓦使用の規制・許認可、破城・築城―。城郭政策の視点から「戦国の覇王」の実像に迫る!
もくじ情報:序章 尾張統一以前の城;第1章 守護所・清須への入城;第2章 すべては小牧山城から始まった;第3章 政治機能を拡充させた岐阜城;第4章 畿内掌握のために築かれた城;第5章 統一のテーマパーク安土城;第6章 信長の城郭政策;終章 信長による統一政権の姿
小牧山城・岐阜城・安土城―信長が「権力の象徴」に込めた政治的意図を解き明かす。天守構築や金箔瓦使用の規制・許認可、破城・築城―。城郭政策の視点から「戦国の覇王」の実像に迫る!
もくじ情報:序章 尾張統一以前の城;第1章 守護所・清須への入城;第2章 すべては小牧山城から始まった;第3章 政治機能を拡充させた岐阜城;第4章 畿内掌握のために築かれた城;第5章 統一のテーマパーク安土城;第6章 信長の城郭政策;終章 信長による統一政権の姿
著者プロフィール
加藤 理文(カトウ マサフミ)
1958年静岡県生まれ。1981年駒澤大学文学部歴史学科卒業、2011年広島大学にて学位(博士“文学”)取得。公益財団法人日本城郭協会理事・学術委員会副委員長、織豊期城郭研究会事務局長。財団法人静岡県埋蔵文化財調査研究所、静岡県教育委員会文化課などを経て、現在、袋井市立浅羽中学校教諭(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
加藤 理文(カトウ マサフミ)
1958年静岡県生まれ。1981年駒澤大学文学部歴史学科卒業、2011年広島大学にて学位(博士“文学”)取得。公益財団法人日本城郭協会理事・学術委員会副委員長、織豊期城郭研究会事務局長。財団法人静岡県埋蔵文化財調査研究所、静岡県教育委員会文化課などを経て、現在、袋井市立浅羽中学校教諭(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

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